
M!LKの “無邪気な末っ子” 曽野舜太が語るまっすぐな気持ち
12 Aug 2025
「ビジュイイじゃん」のフレーズで大バズり中のM!LKの最年少メンバーとして、また俳優としても活躍する曽野舜太は、ピュアで、まっすぐで、人懐っこく、いつでも笑顔のハッピーボーイだ。そんな彼にあえて、少し悪ぶった反抗的な危うさを演じてもらったら、見たことのない姿を見せてくれた。しかし、モニター前で「イイじゃん」と声をかけると、すぐにあのポーズをとってしまう辺りに、人柄の良さとグループへの愛着が滲んでいた。役者としても初主演を果たし、グループとしても飛躍の年を歩む彼の、素顔を追った。
─ 撮影ありがとうございました、いかがでしたか?
今まであまりしたことのないメンズメイクやファッションに取り組めて楽しかったです。普段の撮影では笑顔を求められることが多いのですが、今回はファッションシュートらしいアンニュイな表情に挑戦してみました。スタッフのみなさんが「イイじゃん」と言ってくれた時に、体が反応して、ついスイッチが入りそうになる場面もあったのですが、頑張って堪えました(笑)。金髪にして初めての撮影だったこともあり、新しい自分を発見できた気がします。
─ メイクに関するこだわりはありますか?
最近「塗っていた方が肌にいい」と言われるような美容液成分配合のコスメも多いと聞いて、ファンデーションやコンシーラーを買い揃えたところです! 「そんなおいしい話があるの?」と思いながらも、気になるところをカバーして肌を綺麗に見せてくれるだけで気分が上がるし、さらに素肌そのものも綺麗にしてくれるならめちゃくちゃラッキーだな、という心持ちで買ってみました。セルフメイクをする機会は多くないですが、いざという時のために、自分でもメイク道具を揃えておこうと興味を持ち始めた段階です。
─ 美容ルーティーンはありますか?
メイクをしたり肌の疲れを感じた日は、パックをするようにしています。というか最近パックデビューしました(笑)。元々肌は荒れにくいタイプではあるのですが、たまに時間をかけて丁寧にケアすることで自己肯定感も上がっていいですよね。たまにずっとつけたままでいて、乾燥させちゃうこともあるので気をつけないとなんですが。
─ お気に入りの香りはありますか?
お気に入りの香水がいくつかあって、気分や天気によってローテーションで使っています。今日は雨だったので、“水”というところからリゾートプールをイメージした香りをチョイスしました。家では、白檀系の香りのものが心地よくて、愛用しています。
─ 今後、挑戦してみたいヘアスタイルは?
坊主! と言ってもまだ少し勇気が出なくて……、ドラマの役などで挑戦できたらいいなと思っています。坊主まではいかない、超短髪もアリかも。じつは金髪にしたのも久々で、勢いで染めたのですが、毎朝鏡を見るたび「誰!?」となっています(笑)。数日経ってやっと見慣れてきたかな。ヘアスタイルが変わると、似合う服装も変わる感じがして、コーディネートのルーティーンを変えられるのも楽しいです。
─ 先日23歳の誕生日を迎えられたということで(撮影は5月上旬)、おめでとうございます。M!LKのお兄さんたちにもお祝いしてもらっていましたね!
そうなんです! 誕生日前日が仙台でのライブだったので、そのあとにホテルの自分の部屋でインスタライブをしてたら、みんなが来てくれました。ライブ終わりなのにわざわざ駆けつけてくれて、すごく嬉しかったです。愛されてるなと実感したし、M!LKで良かったなと思えた日でした。

─ メンバー同士でプレゼントの交換はされるんですか?
お世話になっているスタッフさんには、みんなで準備して渡すようにしているんですが、メンバー同士では、そういった決まり事はとくになくて。勇ちゃん(佐野勇斗)は個人的にくれたりします。今年はなにをくれるのかな(笑)。
─ グループの末っ子ですが、性格なども含め、ご自身ではどのような立ち位置だなと感じていますか?
最年少ということで、結構好き勝手やらせてもらってます。アクティブさでみんなを引っ張ったりかき混ぜるような存在だと思ってます。やんちゃしたら止めてくれる人もいれば、一緒に乗ってくれる人もいて、楽しくていいグループだなと思います。
─ 年齢を重ねていくなかで、変化を感じる場面はありますか?
プレゼントをあげることが多くなったり、友達から子供の出産報告を受けた時に、大人になっていっていることを実感します。最近も友達から急にビデオ電話がかかってきて、出たら指輪をした手が写ってて、「え、まじ!?」みたいなことがありました。あと、今年から就職の友達も多くて、仕事の悩みとかを聞いて、こうやってどんどん歳を重ねていくんだなって感じてます。
─ 働くという意味では同世代のなかでは先輩だと思うのですが、今年度から社会人になった読者へのアドバイスはありますか?
1回全力で走ってみてもいいと思います。社会人になって新しい環境や人間関係などいろいろ悩むこともあると思うけど、すべての経験がいつかは糧になります。怒られてもいい時期だと思うので1回全力で走ってみて、休日はしっかり息抜きをして頑張ってください! 僕も、ドラマ『低体温男子になつかれました。』では初主演ということもあり不安もあったのですが、殻にこもってても仕方ないなと思って全力で挑みました。何事も挑戦しないで終わらせてしまったら意味ないと思うので、まずはプライドを捨てて全力で頑張るようにしています。

─ 素敵なメッセージありがとうございます! そんな曽野さんが、この夏挑戦したいことは?
パリに行ってみたいです。モン・サン=ミシェルに行ったり、クロワッサンを食べたり、ゆっくり買い物しながら、芸術の都と言われる街並みを堪能したいですね。アメリカのイエローストーン国立公園やボリビアのウユニ塩湖にもいつか行ってみたいな。あと、富士山登頂もこの夏の目標かな。M!LKのメンバーとも「日本一の山の頂上からの景色を見ようぜ!」って話しているので、一緒に行きたいですね。
─ 楽曲「イイじゃん」が大反響を呼んでいますが、2025年はM!LKにとってどのような年になりそうでしょうか?
街中に自分たちの楽曲が流れていたり、カフェに並んでいたら後ろからM!LKの話をしているのが聞こえたり、歩いていたら老若男女の方々に声をかけていただいたりと、反響を身に染みて感じられる機会がたくさんあるのですが、正直まだ現実味がなくて、不思議な世界に迷い込んでしまった気分です。ありがたいことに「イイじゃん」をいろんな方に知っていただけて、より一層熱が入っているので、これをきっかけにライブにも足を運んでもらえたら嬉しいですね。メンバー5人とスタッフさん含め、今のチームM!LKは全員が同じ方向を向くことができているのも心強いです。今年の目標は『紅白歌合戦』に出ることなので、勢いを加速させられるように下半期も頑張ります!

曽野舜太
2002年5月3日生まれ。三重県出身。2020年、ドラマ『働かざる者たち』(TX)で俳優デビュー。2022年、『ZIP!』(NTV)内コーナーでレギュラーを務め、朝の顔としても注目を集める。最近では、ドラマ『低体温男子になつかれました。』(MX)にて初主演を果たし、映画『スメルズ ライク グリーン スピリット』が公開。5人組ダンスヴォーカルユニット・M!LKとしても活動しており、持ち前の明るさでみんなから愛されるグループ最年少。
Photography: NA JINKYUNG
Hair & Makeup: TOMOMI SHIBUSAWA @beauty direction
Styling: HARUKI UCHIYAMA @TRON
Edit & Interview: YUKA ENOMOTO
こちらの情報は『CYAN MAN 2025年8月号』に掲載された内容を再編集したものです。