デニムルックが再燃している。今の僕らが穿きたいデニムはどんなだろう。オーセンティックなだけじゃない、デザイン性も兼ね備えた6つのブルーデニムスタイルにフォーカスオン。

WIDE PANTS

スキニー、スリム、ストレート、ワイド。時代によって流行り廃りがあるけれど、今のトレンドは断然ワイド。変化球からカラーデニム、王道のリジッドデニムまで、3種類の太型デニムを集めてみた。

A.P.C. × Steven Alan

1. denim ¥31,900 by A.P.C. × Steven Alan / STEVEN ALAN FUTAKOTAMAGAWA

スティーブンアランがストレートジーンズの王道、アーペーセーに別注を仕掛けたリジッドデニムはまさかのバギーシルエット。もちろんアーペーセーのインラインには存在しないシルエットだが、リベットやステッチなどのディテールから滲み出る品の良さはさすがフランスの雄といったところ。エスプリの利いたフレンチデニムをアメカジライクにルーズに楽しめる、なんとも贅沢な逸品に仕上がっている。

KOOKY ZOO

1. denim ¥46,200 by KOOKY ZOO

60年代リーバイスⓇのキッズ向けモデル〈302〉をベースに、ディテールやサイズバランス据え置きでアダルトサイズへ拡大した、クーキーズーらしい遊び心満載のバギージーンズ。ベースモデルの年代に合わせてフロントジップもタロン社のものを使用するなど、妥協を許さない遊びっぷりには脱帽だ。等倍拡大したことでやけに大きくなったベルトループや、ロールアップ前提の長めのレングスがなんともチャーミング。

AMOMENTO

1. denim ¥24,200 by AMOMENTO

韓国ソウルのセレクトショップ〈ショップ アモーメント〉発のオリジナルブランド、アモーメントのワイドフィットジーンズ。やや緑がかったモダンな発色のカラーデニムに、潔い深めのワンタックでスラックス然とした佇まい。レザーシューズを合わせてスラックス感覚でも、スニーカーでジーンズらしく穿きこなしても良し。合わせるアイテムで印象をガラッと変えることができる、セレクトショップならではのアプローチが新鮮な一本。

Photography TAKAKI IWATA
Hair & Makeup TOMOMI SHIBUSAWA (beauty direction)
Styling TAKESHI TOYOSHIMA
Model SEGA (TOMORROW TOKYO)
Edit & Text YUKA ENOMOTO
Text SHO IWATA (Sea LLC.)

こちらの情報は『CYAN MAN 2024年6月号』に掲載された内容を再編集したものです。