日々の瞬間瞬間を分かち合う。詩人•KOHEI MIYAI&インフルエンサー•JULIAがシェアするものとは
12 Sep 2024
CYAN MAN編集部が注目する4組のカップルにインタビュー。個人の活動についてや、趣味やファッション、価値観など……、ふたりが「シェア」しているモノコトについてお届け。
正解の無い道を進んでいるからこそ、お互いが心強い存在
共にクリエイティブな肩書きを持つKOHEIさんとJULIAさん。KOHEIさんは、詩人としてのキャリアを積み重ねていくなかで、その表現方法や世間からの評価に様々な葛藤があったという。
「最初はノート1冊を常に持ち歩いて、思いついたらそこに書き留めるというのが習慣でした。実際に作品として出すときも、手書きで書いていましたね。そのほうが熱量や感情がより伝わるような気がして。ただ、時代の流れや心境の変化もあって、もっとフラットに、言葉のままを感じてほしい時は、あえてPCで文字を打って、さらには名前を伏せて(作品を)出すといったこともしていました。最近はまた、手書きで書くスタイルがしっくりきていたり。それぞれに良さがあるので、その度に試行錯誤をやめないことが大切だと思っています」。
「詩人、ポエマーという肩書きに対して、ややネガティブなイメージが日本にはあると思うんです。一方で、同じように言葉を扱う立場でもラッパーやコピーライターとなると、また違った印象を持たれている。僕自身、この肩書きに誇りを持っているけれど、ゆくゆくはそういったある種の固定観念も、良い方向に変えていきたいですね」。
向き合う仕事に明確な正解が無いからこそ、時にはお互いに相談して意見をもらうこともあるというふたり。動画制作やブランドプロデュースを手掛けるJULIAさんも次のように語る。
「常にベストを尽くせたら、とは思っているけど、自分がいいと思ったものと、視聴者の方からの反応が大きいものが必ずしも一致するとは限らない、という葛藤はありますね。クリエイティブに関わる人間として、同じ目線に立って共感してくれたりアドバイスをくれるKOHEIさんの存在はとても有り難いです」。
「ネイルをできる詩人は良い詩を書くと思う」
仕事とプライベートの境目がないJULIAさんにスケジュールの自由度が高いKOHEIさんが時間を合わせるという二人の休日は、愛犬ノエルとジャックの散歩からのカフェ巡りが定番ルート。日頃からスキンケアグッズやフレグランス、カフェでの食事までシェアしているというお二人だが、せっかちなJULIAさん曰く、真逆の性格のKOHEIさんと時間感覚すらもシェアしている感覚があるのだとか。
「自分が急ぎ過ぎて空回りしまう時にはKOHEIさんのマイペースさに助けられたり、二人で出かける前にKOHEIさんの準備があまりに遅すぎる時には急かしたり(笑)。相手のペースを尊重しつつ、時には自分の意見を伝えることでお互いが心地よく過ごせる中間地点を探している感じです」。
学生時代にロックスターに憧れてネイルをしていたことがあるというKOHEIさんには、表現とネイルの関係について思うことがあるという。
「メンズネイルを普段から取り入れることができる人は、表現者として殻を破って進化し続けられるタイプ。詩人であれば良い詩を書くと思います。自分は普段ネイルもしないし着飾った格好もしないので、そういう人に対して憧れやコンプレックスのようなものを感じていました。ただ最近は、削ぎ落とすことも一種のスタイルだと自分で思うことができるようになって、ファッションや髪型、そして自分が書く詩もよりシンプルになってきた気がします」。
ベースをダークトーンで揃えつつ、ポイントで共通カラーのネイルをシェア
そんなKOHEIさんは、ソリッドなヘアと洗練された服装にマッチするマットブラックのシックなネイルをチョイス。ダークグリーンをベースにしたJULIAさんとポイントでネイビーをシェアして、ふたりのムードにマッチした大人のシェアネイルを披露してくれた。
ITEMS USED
- ブラック トゥ ブラック ¥2,420(NAILS INC / TAT Inc.)
- NM ピュアカラー #ルー ¥2,310(nailmatic)
- NM ピュアカラー #チェルシー ¥2,310(nailmatic)
Photography RYOHEI OBAMA (SIGNO)
Edit & Text SHO IWATA (Sea LLC.)
Edit MAKO UCHIDA