「似て非なる」からこそ、かけがえのない存在。モデルカップル クツナコウキ&清水こづえ
12 Sep 2024
CYAN MAN編集部が注目する4組のカップルにインタビュー。個人の活動についてや、趣味やファッション、価値観など……、ふたりが「シェア」しているモノコトについてお届け。
好きなことを仕事に、という思いに導かれ出会ったふたり
モデルとして活動する傍ら、クツナさんは料理、清水さんはイラストやフラワーアレンジメントなどマルチに才能を発揮するふたり。
モデル活動を始めたきっかけについてクツナさんはこう語る。
「元々創作・表現することが好きで。自己表現のツールの一つとして、学生の頃からメイクもしたりしていました。好きなことを仕事にしたい、という思いで上京し、今の活動をさせていただくようになりました」。
最近、自身でイベントも開催したという料理との出会いについては、「彼女(清水さん)と出会って、モデルとしての姿はもちろん、積極的に色んなことに取り組む姿勢がかっこいいなと思って。自分もそういうものを見つけたいといろいろと探っていくなかで、料理にたどり着きました。モデルとしてのお仕事も全力で頑張りつつ、ゆくゆくは喫茶店のような、友達が自由気ままに立ち寄ってわいわいできる場所づくりにも挑戦したいですね」。
一方、清水さんは学生生活と並行してモデル活動をスタート。
「大学生の頃にサロンモデルとして声をかけていただいて、徐々に被写体としての活動もするように。ただ当初は就職をするつもりで、大学でもマーケティングの勉強をしていました。モデルのお仕事をやっていくなかで、これだけ熱中できるものはそう無いかもしれないと思い、モデルの道に進むことを決意しました」。
これからの目標について清水さんは次のように話してくれた。
「現状維持、かな。イラストの活動も、日常の何気ない瞬間をトピックに置くことが多くて。曖昧なように聞こえてしまうかもしれないけど、生きてきたご時世的にも、日常が当たり前にそこにあることの有り難さを痛感することが多かったからこそ、一つ一つのお仕事に対しては真摯に向き合いながらも、”今”を大切に続けていきたいですね」。
パズルのピースを合わせるような感覚で、価値観をシェア
そんなふたりに最近シェアしたものを尋ねてみると、清水さんから面白い答えが返ってきた。
「付き合うようになってから、価値観のシェアを続けている気がします。実は私たち、全く似ていないんです。だからこそお互いに尊敬できることも多いんですが、それぞれ育ってきた環境や好きなもの、時間の過ごし方も違うなかで、凸凹な価値観をどうやって合わせていくかを考えるのが面白くて。パズルやレゴのように、自分が持っているピースを少し向きを変えてみたりすることで、上手くハマることもあって、そういう時には「相手に合わせられた」と自己肯定感が上がる感覚を覚えるんです」。
リンクコーデで出かけることが多いというふたりだが、どうやらクツナさんが清水さんに合わせにいくことが多いそう。
「こづえさん白いトップスか……、合わせられるな。とか、オレンジカラーのメイクをしていたら自分はソックスでオレンジを挿したりとか、小物や色合わせでさりげなくリンクさせるのが楽しいんです」。
何事にもアグレッシブにアクションを起こすクツナさんは、高校時代からメイクと合わせてセルフネイルを楽しんでいたという。
「高校球児だったのですが、怪我で野球をできなくなってしまって。何か別で好きなことはないか、と考えてたどり着いたのがファッションだったんです。ただ坊主頭だと似合う服がなかなかなくて、もっといろんな服を着こなしたい!という思いでメイクを独学で勉強して、その流れでネイルをするようになりました。当時はヴィヴィッドピンクやマットブラック、100均のネイルシールだったりいろいろとチャレンジしていましたね」。
洋服や小物をシェアする感覚で、ファッションとして楽しむシェアネイル
今回クツナさんはベビーピンクをベースにラメを重ね塗り、清水さんは涼やかなブルーと、お互いのトップスのカラーに寄せてネイルをチョイス。共にファッション感度が高く、洋服や小物もシェアして楽しむというふたりらしさが反映されたネイルアイディアを披露してくれた。
ITEMS USED
- NM ピュアカラー #アンナ ¥2,310(nailmatic)
- 亜麻ネイル 4E04 ¥2,560(SHIRO)
- プラント パワー ソウル サーフィング ¥2,750(NAILS INC / TAT Inc.)
Photography RYOHEI OBAMA (SIGNO)
Edit & Text SHO IWATA (Sea LLC.)
Edit MAKO UCHIDA