#角打ちワイン

帰り道のワインショップで一杯だけ角打ち。のはずが僕も君も話し好きだから、スタッフさんの熱いワイントークについつい盛り上がってしまう。家で続きを……とちょっぴりいいワインをゲットしちゃうまでがお約束。

ワインショップでの楽しみは、お店の人から生産地のことや生産者の熱い思いを教えてもらうこと。ワインの味の表現は、普段携わっているコーヒーに通ずる部分もあるから、置き換えて考えながら。ちょっとだけ奮発して、そのストーリーまで含めてワインを味わう、そういう日常の贅沢が幸せ。行きつけは六本木にあるawai。

「間」と書いて「あわい」。醸造家たちが紡いだ思いを飲み手に届ける、その「間」を大切に取り持ってくれるお店。おいしいこと、様々なシチュエーションに対応できることはもちろん、生産者の人となりや考えが感じられるワインが揃う。東欧のハイエンドなワインのバリエーションが豊かなのも魅力。

佐々木奎太

六本木にあるカフェ&ミュージックバーラウンジ、Common のマネージャーを務める。その傍ら、コスタリカまで足を運んで農家の人々と直接話し、豆の仕入れ、焙煎、販売までを一人で手がけてポップアップを出すなど、コーヒー屋さんとしても活動中。

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KEITA SASAKI｜RECOMMEND

お店の人と話しながら飲む一杯が美味い

ワインとの距離が縮まるスタンド「Però 下北沢」

老若男女問わず、ワイン片手に人と交流ができる場所にという思いで作られたスタンド併設のワインストア。顔の見える小規模な生産者による、イタリアのナチュラルワインを中心にラインナップ。ちょっとだけワインとの距離が近づいたような、親しくなれたような。そんな感覚になれるショップだ。

佐々木「今日の2人の気分は？このあとどこに行くの？そんな風に会話をしながら、その時々、ぴったりのワインを提案してもらえるのが嬉しい。」

ふと引き寄せられるイタリアンスタンド「neo」

ナチュラルワインとイタリアの郷土料理が味わえるスタンド。立ち飲みながら温かみのあるムードでデートにもぴったりなこの店は、コミュニケーションが生まれやすい大きなカウンターが主役だ。ウォークインセラーがあり、グラスで常時20種類程度のワインが揃う。食べやすい小皿の前菜から手打ちパスタまで、おつまみも気分に合わせて。

佐々木「ふらっと立ち寄れる雰囲気が◎。実は、友人が料理人として腕をふるっているのもあって、その友人も交えて会話しながら楽しむ！」

Photo RYOSUKE YUASA
Edit & Text MIYU KONO, SAYA KAMIMURA (VIVACE)