辛酸甘苦にぎやかなメロンのソムタム

短い夏は、毎日が特別。『灯明』と綴るサラダ日記。


ソムタムは、タイで愛されるサラダのひとつ。ソムは酸っぱい、タムは叩くという意味で、青パパイヤを使うのがポピュラーだが、今回は手に入りやすい夏の味覚、メロンでアレンジ。フルーツを料理に取り入れられると、途端に料理上手に見えるよね。

メロンのソムタム

【材料】

メロン 1/6玉
ゴーヤ 1/4本
紫玉ねぎ 1/4玉
パクチー 1株
青唐辛子 1~2本
ちりめんじゃこ ひと握り
ピーナッツ ひと握り
すだち 1個
ナンプラー 大さじ1

【作り方】

① メロンは一口大、ゴーヤ、紫玉ねぎ、すだちは薄くスライス、パクチー、青唐辛子は刻んでおく。
② すり鉢に、青唐辛子、ちりめんじゃこ、ピーナッツ、すだちを順番に入れて、すりこぎで叩く。ペーストにならないように、「する」よりも「叩く」イメージが正解。
③ 食材が潰れてきたら、ナンプラーで和えて、さらにゴーヤ、紫玉ねぎ、パクチーを加えてさらに叩きながら混ぜる。野菜の繊維を壊して、そこに味をなじませていく。
④ メロンを加えて、さっと和えたら完成。

レシピ監修:冨樫達彦

美術作家。2020年に友人たちとギャラリー兼食堂「Lavender Opener Chair / 灯明」を設立。灯明の店主として料理をしている。


Photography KENICHI SUGIMORI
Food Direction TATSUHIKO TOGASHI
Text TOKO TOGASHI